
中古住宅を購入する際、「冬は寒くないかな?」「夏は暑くないかな?」と気になる方も多いのではないでしょうか。実は、家の快適さを左右する大きな要素のひとつが「断熱材」です。今回は、日本の住宅でよく使われている断熱材について解説します
昔の家は冬の寒さよりも夏の暑さをしのげるように作られています
北海道などの寒い地域では1970年ころから断熱材が使われていたそうですが、断熱材利用が一般的になってきたのはここ30年程
なので、大規模リノベーションを行うようなお家では断熱材が入っていないところがほとんどです
大がかりなリフォーム、リノベーションを行う際には断熱材と気密シートの施工をしたいですね
床下にも断熱材を入れて足元からくる冷えを軽減
日本の住宅で使われる主な断熱材と、代表的なメリット・デメリット
1. グラスウール
ガラス繊維でできたふわふわの綿のような素材。比較的安価で、昔から広く使われています。
メリット:コストが低い、防火性が高い、リサイクルガラスから作られているものも多く地球にやさしい
デメリット:湿気を吸うと性能が落ちるため、防湿対策が必要
2. ロックウール
鉱石を繊維状にしたもので、見た目はグラスウールと似ています。
メリット:防火性、耐久性が高い
デメリット:湿気に弱い、施工の際に粉塵がでる、重い
3. 発泡ウレタン(吹き付け断熱)
現場で吹き付けて発泡させるタイプ。細かい隙間にも入り込むので、気密性が高まります。
メリット:断熱性が高く、気密性も確保できる
デメリット:コストがやや高め、リフォーム時に撤去が難しい、火災時に有毒ガスが発生する恐れがある
4. 押出法ポリスチレンフォーム(スタイロフォーム)
青やピンクの板状の断熱材。床下や壁に使われることが多いです。
メリット:湿気に強く、シロアリにも強い
デメリット:燃えやすいので、衝撃や紫外線に弱い
5. セルロースファイバー
新聞紙をリサイクルして作られた自然素材系の断熱材。
メリット:環境にやさしく、防音性も高い
デメリット:価格がやや高め、施工に手間がかかる
また、セルロースファイバーのように自然素材を使った吹込みの断熱材として少しずつ認知度が上がってきているのが木繊維の断熱材
もこもことした木繊維の間だけでなく、繊維内にも空気層がある為断熱効果が高まります
また、断熱効果だけではなく調湿効果や防音効果が得られるのもうれしい点です☝
施工業者によっても使用する断熱材は様々です
金額だけではなく、複合的に考えて選んでいただくとよいですね^^
★例えば…
地域の気候に合わせる
寒冷地なら高断熱・高気密の素材を選ぶ
温暖地なら通気性を考慮する
リフォームのしやすさを考える
将来のメンテナンスやリフォームを考慮し、取り外しやすい素材を選ぶ
コストと性能のバランス
初期費用だけでなく、長期的な光熱費の削減も考慮
等
📌 豆知識コーナー
✅ 断熱材をしっかり入れると、冷暖房の効率がアップして電気代の節約につながる!
✅ 断熱性能は「熱伝導率」で比較できる。数値が低いほど断熱性が高い!
✅ 断熱だけでなく、気密性も重要!すき間風が入ると、せっかくの断熱材が台無しに…!
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