秘密の部活動

ダーニング部が開催された空き地に咲くシロツメクサとキャベツ畑の風景

とある金曜日、ダーニングセットを抱えて向かったのは、シロツメクサが揺れる空き地。

今日は、ダーニング部の第二回活動日です。

前日の雨が嘘のように晴れ渡り、初夏を思わせるやわらかな風が吹いていました。
隣のキャベツ畑では、モンシロチョウがひらひらと舞い、まるで私たちの訪れを歓迎してくれているかのよう。

車を停め、水たまりに注意しながら奥へ進むと、ぽつんと現れる小さな建物。
それは「まめさんコーヒー」さんが手作りした、山小屋のような秘密基地です。

まめさんコーヒーの山小屋カフェで並ぶマグカップとシロツメクサの飾り

木の香りがほんのり漂うその空間は、自然と呼吸が深くなるような場所。
今日のダーニングは、ここが舞台です✨

このダーニング部が生まれたきっかけは、以前カタリナ事務所で行ったワークショップでした。

フェルト雑貨を作っている友達にダーニングを紹介したところ、「それ、面白そう!」と興味を持ってくれて。
その楽しさと、「お気に入りを自分らしく修復する」ことの魅力をもっと伝えたくて、社内でワークショップを開くことにしたのです。

↓ワークショップの様子はこちら

穴やシミが嬉しくなる ~ ダーニング ~

当日は、手芸が得意な友達だけでなく、「普段はボタン付けくらいしかしない」と言っていたまめさんも参加してくれました。
ところが――まめさん、見事にドハマり✌
連日夜遅くまでダーニングに夢中になる姿に、ついに息子さんが「そんなに根詰めなくても大丈夫だよ…?」と心配するほど♡

そんな姿にこちらも嬉しくなってしまい、「それなら、定期的に“部活”にしよう!」と、ダーニング部が誕生したのです。

メンバーがそろったところで、いよいよダーニング部スタートです。

まめさんが淹れてくれたコーヒーの香ばしい香りが秘密基地にふわりと広がり、外からは鳥のさえずりや、遠くを走る電車の音が聞こえてきます。
静けさの中に笑い声が響いたかと思えば、皆が黙々と針を動かす静寂が戻ってくる——
集中とおしゃべりが心地よく交互に訪れる、なんとも贅沢な時間です。

山小屋の秘密基地でダーニング作業に集中する参加者たちの様子

「丸いダーニングがやってみたい!」というまめさんのリクエストで、この日は「ハニカムダーニング」に挑戦することに。
ハニカムとは、ミツバチの巣のような六角形の模様のこと。
その名の通り、規則的に編まれるように縫い進めていく技法です。

はじめは「これ、ちょっと難しいかも…?」と戸惑っていたまめさんでしたが、慣れてくると手が止まらなくなり、スピードもアップ!
「模様がどんどんできてくるのが楽しい!!」と、途中で糸の色を変えたりしながら、とっても可愛い仕上がりです✨

ダーニングでカラフルに補修された靴下と衣類、手芸道具が並ぶ机

まめさんがハニカムダーニングを行っているのは、足先を落とした靴下

実用的で、可愛くて、地球にもお財布にも優しいバッテリーケースの誕生です

ダーニングの何がうれしいって、手作りなのに「ちゃんと作らなきゃ」というプレッシャーがないところ。

1から何かを作るのはハードルが高いけれど、小さなシミや穴を“ごまかす”くらいなら、5分くらいでできてしまうんです♪
手間も道具も最小限。
針と糸さえあればOKで、あとはガチャガチャのカプセルやお玉のような丸いものと輪ゴムがあれば、しっかり布を張って作業ができます。

まずは、穴の開いた靴下から始めるのがおすすめ。
「どうせ捨てるし」と思っていたものに、少し手をかけて寿命を延ばしてあげる——
それだけで、ちょっと嬉しい気持ちになります。

誰かに見せるものじゃないから、縫い目が曲がっても、色がチグハグでも大丈夫。
その「不揃い」が味わいになって、自分だけのリペアが完成するんです。

そんなふうに始めるダーニングは、「上手にできた」よりも「楽しかった!」が残る手しごとです✌

ダーニング部の活動テーブルに並ぶ刺繍糸や手芸道具、コーヒーとフルーツサンド

ダーニングの魅力は、ただ“直す”だけじゃなくて、気持ちまで前向きにしてくれるところにあります。

たとえば——
「人に見せるわけじゃないし、下手でもいいか」
→「あれ?楽しくなってきた!」
→「この服、シミがあるな…あ!これもダーニングチャンスだ♪」

そんなふうに、手持ちの服を見る目がちょっと優しくなるんです。
今までだったらガッカリしていた小さな傷や汚れも、「よし、手をかけてあげよう」って思える。
モノに対する気持ちが変わると、暮らしも、なんだか少し明るくなる気がします。

特に、子育て中の方やアウトドアが好きな方には、本当にぴったり!
小さな子どもの服につく避けられないシミや、焚火で穴が空いたテントも、少しの手間でまだまだ使えます。

「あーあ、お気に入りだったのに…」という残念100%の気持ちが、
「やった!ダーニングチャンス!」という前向きな楽しさに変わる。

小さな一針が、ものの見方を変えてくれるかもしれません。

ぜひ、洗濯の時にちょっとだけ“チェックの目”を持ってみてください。
シミや穴を見つけたあなたは…はい、**ダーニングチャンス!**です🐯✨

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