穴やシミが嬉しくなる ~ ダーニング ~

お繕い

こんにちは

カタリナハウススタッフのYuhです🐯

先日、事務所の2階でちょっとしたワークショップを行いました

講師はなんと私🐯

趣味の「ダーニング」を体験していただきました♪

え、ダーニングって初めて聞いたけどなんじゃらほい

そう思った方も多いと思うので、サクッとご説明👉

1⃣ダーニングとは?

ダーニング(darning)とは、主に衣類の穴や擦り切れた部分を補修する技術を指します。刺繍のような補修方法で、穴をふさぐだけでなく、アートのように美しく仕上げることも可能です。最近では、単なる修繕技術にとどまらず、「見せるダーニング」として、個性的な色やデザインを加えることで、修繕そのものが新たな魅力を生むクリエイティブな表現として注目されています。

 

穴があいた子供のズボンや、一生懸命洗濯してもシミが落ち切らないお気に入りの洋服

そう、ダーニングチャンスです☺

 

2⃣ワークショップスタート

準備の時点でわくわくが止まらない♪

 

お直し

ダーニングワークショップ開催!

刺繡糸

見るだけでも楽しい色とりどりの刺繍糸や毛糸

 

今回ダーニングするものはこちら!

廃材利用

使わなくなった洋服で作ったエコバッグ
せっかくのワークショップなのでダーニングするものにもこだわりたくて、家で作ってきました🔥
写真は撮り忘れましたが、エコバッグの裏にハサミで穴をあけているのでそれを繕ってもらいます

 

そんなこんなで、オシャレでかわいい参加者のお2人が到着されました✨
「すべてがかわいー!!!」
と、大絶賛頂き✨
開始わずか5分でほくほく気分の私🐯

ダーニング

実例とテキストを見ながらまずは座学🖋

 

ダーニングは特に決まりなく、自由に好きなようにやりましょう!
を合言葉に、とりあえず基本の穴ふさぎを一緒にやってみることに

 

お繕い

穴や汚れの上で布を織る感覚です

縦糸を通し、そこに横糸を交互に通していくシンプルな平織り
糸の色や太さ、素材で全く違う表情になるのでみーんな違う仕上がり!

 

美味しいチャイを飲みつつ、アウトドアやコーヒーの話などいろんな話を楽しみつつ、手元はチクチク。。。。
集中して無言になる時間も心地よく、あっという間の二時間でした✨

 

☆完成☆

手作りエコバック

試行錯誤しながらの作業は約1時間ほど。
慣れるともっと早くなります!

 

ご参加いただいたお2人にも大変喜んでいただき、早速自宅でも針仕事をしてくださっているようです♪
主催した私もとっても楽しいワークショップだったので、また第二回、三回と開催できるといいなぁと思っています!

 

 

ちなみに、完成したダーニングを間近で見てみるとこんな感じ👀

*表

ダーニング

穴の周りはおまけのゴマシオダーニング

 

*裏

ダーニング

これはこれで可愛いデザイン♪

 

 

3⃣「いまあるものを生かす」という思想:リノベーションとダーニングの共通点

リノベーションとは、既存の建物や空間に手を加えて、その価値を高めるプロセスです。ただ新しくするだけでなく、その場に残された歴史や素材の特徴を活かしながら、新しい用途や美しさを加えます。ダーニングとリノベーションには、次のような共通点があります:

  1. 素材の再発見と再利用
    ダーニングでは、穴の空いた衣類の生地をそのまま活かしながら、新しい色や模様を重ねます。同様に、リノベーションも建物の元の素材や構造を尊重し、それを基にして新たな空間を作り出します。
  2. オリジナリティの追求
    ダーニングによって補修された衣服は、世界に一つだけの特別なものになります。リノベーションもまた、住む人の個性やニーズに応じた空間を形にすることで、既製品では味わえないユニークな体験を提供します。
  3. 修繕から創造へ
    ダーニングもリノベーションも、単なる修繕にとどまらず、修復作業を通じて「新たな価値」を生み出します。どちらも「壊れたから捨てる」のではなく、「壊れたからこそ作れる新しいもの」を発想の起点にしています。

 

4⃣長く、楽しく、大切に使うために

「ものを長く使う」という行為には、ただ実用性を重んじる以上の意味があります。それは、時間が刻み込まれた素材に触れる楽しさであり、直した痕跡が残ることで育まれる愛着です。穴をふさいだ衣服にはその人の人生が映し出され、リノベーションされた家には家族の思い出が息づいています。

ものを修繕する過程は、私たち自身と向き合う時間でもあります。「本当に必要なものは何か」「何を大切にしたいのか」と問いかけながら手を動かすことで、世界にひとつだけの価値が生まれます。それは単なる物質的な価値ではなく、私たちの感性や心の豊かさそのものです。

ダーニングの一針一針、リノベーションの一手一手に込められるのは、「いまあるものを生かす」という深い敬意と愛情です。この視点は、物が溢れる現代社会において、見落とされがちな本質的な豊かさを私たちに思い出させてくれます。

 

これはほんとにゴミなのか?という視点

今回使用したエコバッグは私の手作りだと冒頭でお伝えしました

廃材利用

はき倒してヨレヨレになってしまったワイドパンツや、着心地が悪く履かなくなったオーバーオール
切って掃除に使おうと思っていたタートルネックのセーター
アクセントになっている紐は、カタリナハウスのファブリックボード「ovi」の切れ端を使っています

マリメッコ

そう、すべて、ゴミになりかけていた物たち

今回ワークショップをするにあたり、「いまあるものを生かす」というテーマをより感じて頂くために実際に我が家で行き場を失っていた衣服を活用しました👖

住宅も、ファッションも、使い捨てではなく長く愛着を持って長く育てていけるといいな…それがスタンダードな価値になればいいな…と思います

 

ずいぶん長くなりました!ここらでお開きに🐯
またいつか第二回を開催したいと思います♪

皆さんも是非、今日の洗濯物を畳みながら穴や汚れを探してみてください( ´艸`)

 

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